英会話スクールの講師として採用され、初めての研修を受けていたときのことです。
研修終了後に会社が求める水準のレッスンが受講生に提供できるよう、知識を身につけたり、レッスンの練習を重ねるなどの内容が組まれていました。
レッスンの構成やその理由、テキストのそれぞれの練習問題の位置づけ、練習方法など、どれもとても興味深く、1日8時間学び終えるとくたくたになるほどでした。
そして、研修3日目と4日目。2日間まるまるネイティブのトレーナーが担当する日がついにやってきました。それまで海外での生活の経験も無く、90分授業で週1-2回ネイティブの先生が話すのを聞くことがある程度だった私にとっては、未知の世界です。
内容も始めはいわゆる教授法の話がメインだったので、とにかく集中力が必要。
そして何時間か経ったあるとき、とうとう限界がやってきました。
◎△$♪×¥●&%#?!
漫画で見るような記号の列が一瞬あたまに浮かび…
(現実に起こるんだなぁ)と、思わず笑いそうになりましたが、そこからまたトレーナーの話に耳が向けられるようになりました。
こんな経験をしていても、講師として数十年、仕事ができています。
みなさんも「ご自身の学ぶチカラ」に限界をつくらないでくださいね。