タパス

他の言語に触れて気づくこと

英語を好きになったきっかけのひとつは、音楽のように聞こえたことでした。学生時代には、第二外国語としてフランス語の授業を受けたり、当時楽器を習っていたためイタリア語に興味を持った時期もありましたが、私にはどちらも一過性のものとなりました。

いまはスペイン語を独学中です。スペイン語が話せるようになれば、海外に出かけたときに会話ができる人が増えると思い、始めました。ただやはり、フランス語やイタリア語のときのように、「女性名詞・男性名詞」が出てきたあたりから険しい顔になり始めましたが、今回は「とにかく焦らず、楽しみながら」を優先し、毎日数分間でもスペイン語を目にするようにしています。

これは、私が英語を習得しようと思っていた頃には無い考え方です。

まだ初級レベルなので文法もさほど難しくないはずですが、定着するまでに時間を要するものもあり、その都度テキストなどで確認をし、自分が納得するまでそこにとどまります。

文法でつまずく時間が長くなると、英語に逃げ込みます。もちろんまだまだ学ぶことがたくさんありますが、私には英語の方がわかりやすいと思うことが多いのです。

このようにかなりスローペースのため、学習期間の割にスペイン語はなかなか進んでいません。それでも、とても楽しく取り組めています。そして、この感覚に自分でも驚いています。

語学の習得は短期決戦が有効と言われることがあります。講師としては、赴任前研修のように短期集中型のレッスンが必要なかたには、その時点での目的を達成できるよう内容を組み立て、受講生ご自身にもがんばって練習していただきますが、基本的には「英語が話せるようになって楽しい」「前よりも理解できて嬉しい」など、学び続けたくなる瞬間をレッスンの中でつくっていきたいと考えています。

あなたはどんなスタイルで英語を身につけたいと思いますか。